こんなときは意味がない!頭皮クレンジングが効かない場合を紹介!

「頭皮クレンジングを始めてみたいけど、効果が出なかったら嫌だな」

「頭皮のクレンジングが効かない場合ってどんな場合だろう」

頭皮クレンジングを検討している人の中には、上記のように頭皮クレンジングが意味のない場合について気になっている人も多いでしょう。なので今回は、そんな頭皮クレンジングが自分に意味のあるものなのか、意味のないものなのか、判別できる記事となっているので、ぜひ最後まで読んでいってください。

この記事はキャラクターの会話付きでお送りしております。

*この記事では以下の実際に脂漏性皮膚炎で悩んでいる(ヒトミ、サヤカ)とアドバイザー(ハマさん)がユーザーさんの実体験を基に解説していきます!

ヒトミちゃん

頭皮クレンジングって、私に効果あるのかな?

サヤカちゃん

頭皮の臭いが気になっているから頭皮クレンジングをしたいんだけど、結構高いしこれで効果なかったら嫌だな、、、。

ハマさん

二人とも頭皮クレンジングについて気になっているみたいだね!確かに頭皮クレンジングは、毛穴の皮脂や角栓をクレンジング剤の油分が吸着して汚れを取るわけだけど、実はこのクレンジングが逆効果になってしまう場合があるんだ!

今回はその、クレンジングが逆効果になる場合を紹介するから、自分に当てはまるかどうかしっかり考えてみよう!

こんなときは効きません!頭皮クレンジングが効かない場合

ハマさん

じゃあ早速、頭皮クレンジングが効かない場合を見ていこう!

さっきも行ったととおり、頭皮クレンジングはクレンジング剤の油分によって毛穴汚れを除去すると言ったけど、この油分がNGとなってしまう場合があるんだ!

頭皮クレンジングは、クレンジング剤の油分がシャンプーでは取りきれない皮脂汚れを除去することで、頭皮の臭いやかゆみを抑えることができます。さらに、毛穴がきれいになることで、健康な髪の毛が育ちやすくなります。

このように、頭皮クレンジングは頭皮環境を劇的に改善してくれますが、特定の人が使うとクレンジング剤の油分がさらに頭皮環境を悪化させる場合があります。それが以下の場合になります。

頭皮クレンジンが効果のない場合
  • 頭皮が皮膚炎を起こしている場合
  • 自分の頭皮のタイプと合っていないから
ハマさん

大きく分けるとこの二つだけど、頭皮の皮膚炎にも色々な種類があるから、今から一つずつ解説していくね!

頭皮が皮膚炎を起こしている場合

ヒトミちゃん

頭皮が炎症を起こしている場合って、どーいうことですか??

ハマさん

頭皮が炎症を起こしていると、クレンジング剤の油分や刺激が炎症を促進させてしまうことがあるんだ!そして結果的に、クレンジングしても効かなかったり、さらに悪化してしまったりするんだよ!

頭皮が炎症を起こしていると、クレンジングをしても意味がないどころか、クレンジング剤の油分や他の洗浄成分の刺激によって、さらに炎症が悪化してしまうことがあります。

特に以下の炎症を患っている場合は、頭皮クレンジングは避けるべきです。

クレンジングは絶対NGな皮膚炎
  • 脂漏性皮膚炎
  • アトピー性皮膚炎
  • 乾癬(かんせん)
ハマさん

上記の三つは頭皮でよく見られる炎症だから、本当に注意が必要!クレンジングをするときは、絶対に炎症が起こってない健康的な状態の皮膚に対して行おう

脂漏性皮膚炎

ハマさん

脂漏性皮膚炎は、頭皮の皮脂を栄養にしてマラセチア菌が皮膚上で異常繁殖する皮膚疾患なんだ!

この皮脂っていうのは人間の脂。だから、クレンジング剤の油分は脂漏性皮膚の原因きであるマラセチア菌にとっては大好物なんだ!

脂漏性皮膚炎は、皮膚上に存在するマラセチア菌が皮脂を栄養とすることで異常繁殖することで起こる疾患で、かゆみや脂っこいフケの発生などが症状が現れます。原因菌のマラセチア菌が増殖する時に皮脂を分解するのですが、この分解時に遊離脂肪酸という刺激物質を生み出し、それが炎症につながるのです。

この脂漏性皮膚炎の方がクレンジングをしてしまうと、クレンジング剤の油分がマラセチア菌の増殖を促してしまい、逆効果になってしまいます。

ハマさん

クレンジング剤の油分が頭皮への刺激物質を大量生成することになってしまう!脂漏性皮膚炎の疑いのある人は「絶対に」クレンジングは使わないようにしよう!

アトピー性皮膚炎

ハマさん

頭皮のアトピー性皮膚炎を患っている人も、クレンジングはやめておこう

クレンジング剤は洗浄成分が強く、それに比例して皮膚への刺激も強くなるため、アトピー性皮膚炎を患っているデリケートな皮膚には刺激が強すぎてしまうんだ。

クレンジング剤には洗浄成分である界面活性剤が多く含まれています。この界面活性剤が毛穴に溜まった皮脂などの汚れをしっかりと落としてくれるのですが、一方でその洗浄力が強すぎてしまうことで、必要な皮脂や角質層まで洗い流してしまい、皮膚に大きなダメージを与えてしまうことがあるのです。

ハマさん

アトピー性皮膚炎を患っている場合は、クレンジングをすることで皮膚の乾燥がさらに進んでしまうことがある!まずは処方された保湿剤を使用するなどで対策していこう!

乾癬(かんせん)

ハマさん

乾癬は、皮膚の新陳代謝が通常の数倍のスピードで進んでしまうことで、皮膚に鱗屑(りんせつ)と呼ばれる白いカサカサした部分ができてしまう疾患なんだ!

この疾患を患っている人がクレンジングをしてしまうと、アトピー性皮膚炎の場合と同じように、強すぎる刺激によって症状が悪化してしまうんだ!

乾癬とは、皮膚の新陳代謝(ターンオーバー)が通常の数倍のスピードで進行することで、皮膚に鱗屑(りんせつ)と呼ばれる白く盛り上がったカサカサした部分ができてしまう疾患です。この乾癬は、遺伝的要因や自己免疫疾患が原因で発症します。

乾癬にもアトピー性皮膚炎と同じく、クレンジングは避けた方が無難です。乾癬を疾患した皮膚は刺激に対してかなり敏感になっているので、ここに洗浄能力の高いクレンジング剤を接触させてしまうと、かなりの刺激になってしまうのです。

サヤカちゃん

こちらもアトピーと同じで、クレンジング剤の洗浄成分の刺激が強すぎてしまうんですね。

頭皮の皮膚炎にはクレンジング剤は毒!薬用シャンプーで対策しよう

ヒトミちゃん

ハマさん!もし自分が皮膚の炎症だった場合、どうやって対策すればいいんですか?

ハマさん

いい質問だね!

自分が頭皮の炎症、特に脂漏性皮膚炎などの疾患かな?と思う場合は、とにかくシャンプーを薬用のものに変えてみよう

自身が頭皮の皮膚炎だと疑われる場合は、クレンジングはやめてください。先述したとおり、クレンジングは成分や刺激の観点から皮膚の炎症を悪化させてしまうことが懸念されるからです。

そして、クレンジングを辞めたら、さらなる対策として薬用シャンプーを活用すべきです。薬用シャンプーとは、厚生労働省から医薬部外品表示の認可を受けたシャンプーのことで、市販のシャンプーよりも人体への効果が認められている成分が配合されています。

例えば、KADASON薬用スカルプシャンプーにはサリチル酸が配合されています。このサリチル酸のピーリング効果によって、頭皮で増殖したマラセチア菌など頭皮の炎症の原因菌を、古い角質ごと洗い流してくれるのです。

ハマさん

今回はKADASON薬用スカルプシャンプーを例に出したけど、他にも薬用シャンプーっていっぱいあるんだ!

下の記事では、薬用シャンプー13本を徹底的に比較しているから、クレンジングの代わりに使いたいけど、どれが良いかわからないって人は、ぜひ参考にしてみて!

内部リンク:女性向け薬用シャンプーおすすめ13選!市販・ドラッグストアで買える頭皮ケアに人気のシャンプーはある?

自分の頭皮のタイプと合っていないから

ハマさん

今までは頭皮の皮膚炎とクレンジングの関係について話したけど、シンプルに自分の肌質と合わないクレンジング剤を使ってしまうことで、効果が出ない、逆効果になってしまった、ということになってしまうことがあるんだ!

自分の頭皮とクレンジング剤のミスマッチによっても、頭皮クレンジングの効果が感じられない、あるいは逆効果になってしまった、という場合もあります。

自分自身の皮膚がそもそも乾燥肌なのか、脂性肌なのか、敏感肌なのか、ある程度の刺激にも耐えらる肌質なのか、しっかり把握することでクレンジングの効果をより実感できるようになるため、まずは自身の肌質をしっかりと把握することが非常に重要になってきます。そして、その肌質に合わせてクレンジング剤を選ぶことで、効果を実感できるようになるのです。

ヒトミちゃん

自分の肌質や、皮膚の状態を知ることが、クレンジングのコツなんですね!

乾燥肌なのに脂性肌向けのものを使用している

ハマさん

乾燥肌の人が脂性肌の人を対象にしたクレンジング剤を使ってしまうと、洗浄力が強すぎて乾燥肌の人の必要な皮脂を根こそぎ落としてしまうんだ。

乾燥肌の人が、脂性肌向けのクレンジング剤を使用してしまうと、逆に皮脂が増えてしまうことがあります。

皮脂は、皮膚が乾燥するのを防いでくれるため、適度な皮脂は必要です。しかし、乾燥肌の人は皮脂の分泌量が少ないため、皮脂の分泌量が多い脂性肌向けのクレンジング剤を使用してしまうと、乾燥肌の人の必要な皮脂まで根こそぎ洗い流されてしまい、それを補うために皮脂分泌量が大幅に増えてしまうことで、皮膚のバランスが崩れるのです。

ヒトミちゃん

洗浄力って強ければ強いほど良いと思って、適当に脂性肌向けのものを選んじゃってました!

敏感肌なのにスクラブ系を使用している

ハマさん

敏感肌の人にとってスクラブ系は刺激が強すぎて、皮膚の状態を悪化させることがあるんだ!

スクラブ系は、細かい粒子で肌を物理的にこするから、敏感肌の人には刺激が強すぎて、結果的に炎症などにつながってしまうんだね!

皮膚のバリア機能が低いと敏感肌になるのですが、スクラブ洗顔は細かい粒子で肌を物理的に擦ることで角質を取り除くため、もともと低い敏感肌のバリア機能をさらに低下させます。そのため、皮膚の乾燥、赤み、そして炎症など、皮膚の状態を悪化させてしまうことがあります。

対策としては、自分の肌質を理解することはもちろん、クレンジング剤が皮膚にどのように作用するかもしっかりと理解することが大切です。脂性肌向けは洗浄力が強い、スクラブ系は小さな粒子で物理的に擦り上げる、などクレンジング剤の作用を理解することで、自分の肌質に合ったクレンジング剤の取捨選択が容易になります。

サヤカちゃん

スクラブ系って、意味わからないけどとりあえず使っていました!しっかり意味から理解することが大切ですね!

まとめ

今回は頭皮クレンジングについて、効果がある・ないなどを解説していきました。
重要な点は、自分の肌タイプに合っているのかといったことで、本当に意味のあるものなのか、意味のないものなのか、判別してから試してみることをおすすめします。